海外旅行経験はおそらく20回くらい。
ここ10年くらいはいつも個人手配で旅行もしていて海外旅行にはまぁまぁ慣れてきたころ・・・
2018年8月のベトナム旅行でとんでもないミスをしてしまった私の話です。
パスポートの必要残存期間は、渡航先によって異なりますが、6か月残っていれば基本的に大丈夫。
ということは昔から知っていたはずなのですが。・・・すっかり有効期限の確認を忘れてしまい残存期間が4か月ほどしかなくなっていることに気づいたのは、空港のチェックインカウンターという最悪のタイミングでした・・・|д゚)
もう少し早く気づきたかった・・・・・・
以下当日の一部始終です。
長いです。本当に長いです!
※この記事を読んでいるあなたは、もしかするとベトナム渡航前に
パスポート残存期間が6ヶ月以内ということに気付いて
焦る気持ちで検索してたどり着いたかもしれません。
今あなたがすでに空港についているというのであれば、
これしか方法は無いですが
まだ出発まで数日あるのであれば、急いでベトナム大使館にご相談ください!
事情を説明して、急ぎでビザ発給の相談をすることをおススメします
2017年8月7日
ベトナム旅行のため成田空港へ
当日は仕事後の旦那とは空港で合流するため、小2の娘と共に京成スカイライナーで駅弁とか食べながら楽しく成田へ♪
気分はすでにベトナム旅行~♪と完全に浮かれていました。(この時までは・・・💦)
20:00 成田空港に到着してすぐ旦那と合流。
この日は深夜便だったので、ご飯も食べたいしラウンジでゆっくりしてから行こうと、超めずらしくフライトの5時間も前に空港入り。
後から考えると、この超早い空港入りこそが、この後に降りかかる不幸から脱出できた最大の要因でした。
まずはチェックインだけしてスーツケースも預けて身軽にしてから、ご飯でも食べに行こう~!とすぐチェックインカウンターへ。
カタカタカタ…
がーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!
一瞬頭が真っ白になり、パニックの私。
絞り出すように出た言葉は
「お客様が渡航するには二つの方法しかありません。
一つ目は、明日の朝にベトナム大使館へ行きビザを取得して明日の飛行機で渡航する方法。
でも明日の便はすべて満席ですのでこの方法はできません。(お盆時期で空席あるはず無し!!!)
もう一つの方法は・・・あまりおススメ出来ない方法ですが・・・、緊急ビザという方法があります。」
(航空会社カウンター内部ザワつく)
そのうえで3つの条件が必要です。
と説明されたのが、
- 価格が決まっておらず、過去に数人それで渡航した方の平均からすると一人あたり2万くらいの費用がかかる
- 現地のイミグレと、直接メールのやりとりを何往復かするための英語力が必要
- 上記メールのやりとりにてビザ招聘状(推薦状のようなもの)のPDFを取得するまで約2時間かかる
という内容。
今回旦那と私の両方のパスポートが期限不足なので|д゚)、二人分で4万以上・・・💦一瞬うろたえる私。
でも、会社の夏休みはここでしかもう取れないし、行くしかない!とお金は払うことを3秒で決心。
英語力!!!!中一レベルの私!!!( ;∀;)旦那も同じ!
→でもここは空港だからカウンターのお姉さん&翻訳サイトを頼りながら頑張るしかない!!
そして最大のラッキーは2時間の時間!
いつもは出発の2時間前に空港入りしてるのでこの時点でアウトなのに、今回だけなぜか5時間前に空港入りしていた我が家。
神様が助けてくれてる!(藁をもすがりたい状態w)
と自分に言い聞かせて、「試してみます!」とカウンターのお姉さんに宣言して、申請用サイトを教えてもらう。
そしてその時にも、「私共からの案内ではなく、自己責任でお願いします。」
と念押しされる|д゚)
「理解してます。でもすごい怪しいサイト・怪しい方法ではないのですよね?」
「はい。イミグレとのやりとりなので、そういうわけではないです。」
ホッ。としつつも明らかにおススメではなさそうな方法で渡航することに不安はありましたが背に腹は代えられない状態なので、とりあえず挑戦することに。
JALカウンターの方から教えてもらったアドレスにアクセス。
※お気の毒なことに、私と同じ状況になっている方からのお問い合わせが
たまにあるので、ここにアドレスを追記します(2019/8/16)
あくまでも自己責任でお試しください。※出発までにまだ数日ある方はまずはベトナム大使館にご相談ください!その方が安心な方法です。
https://www.vietnam-evisa.org/
そこからサイトへアクセスしてみると、最初はなんてことのない簡単な申請画面で、思ったよりも楽勝そう。
簡単な必要項目(パスポートNoやメールアドレスなど)を入力してすぐ申請ボタンをポチ。
ここから想像以上の緊張とイライラによる地獄の2時間以上(英語メール8往復?)が始まったのです。
何度も言いますが、私は中一レベルの英語力なんです!ほんとに疲弊しました・・・( ;∀;)
英語力つけたい・・・苦笑
Webから申請して10分ほどで、ベトナムのイミグレと思われる(笑)担当者からメールが来た。
20:46メール受信
「あなたの申請意志を確認しました。詳細はこのサイトへアクセスしてね」と。https://www.vietnam-evisa.org/member/login.html
↓
必要事項を入力
↓
20:55メール受信
これは緊急のケースです。
1.あなたは今どこですか?
2.到着日、フライト番号、到着時間はどのくらいですか?
3.パスポートの写しを送ってください。
返信メールを受け取った直後にビザが送られます。(←これが全然ウソ!!!)
「あなたは緊急ビザの申請をしてますが、まだ承認されてません。ビザを取得したい場合は支払をしてください。」
と色々と詳細の記述があり、料金の合計は242USドル。
請求内容の詳細は以下の内容でした。
- 日本向けビザ手数料17US$
- 緊急処理手数料49 US$
- ビザスタンプ料金25 US$
- 空港早朝チェックイン25 US$
上記のセットが二人分なので×2、にさらにプライベートレター?という謎の10 US$が加算。
この時は、正直あれれ?二人で4万と思っていたのに、242ドルなら思ったよりも安くてラッキー!と思っていたのですがそう甘くはありません!!
このままでは終わりませんよ~泣
(最終的に二人で414USドル・2018年9月レートで約46,000円かかりました💦)
↓
リンク先のpaypalで、242USドルの支払を済ませる。
↓
21:00 メール受信
ビザ承認の手紙を電子メールで、1〜4時間以内に送付します。
すぐにビザが必要な場合は、このメールに返信するか、XXXX(電話番号)までご連絡ください。
フライト番号と到着時刻を記載したメールを返信してください。
あなたがやるべき事:
1.電子メールに送られるビザ承認の手紙を印刷します。
2. 2枚の写真(サイズ4x6cm)を準備するか、5USD /人で空港で写真を撮ることができます
3.出国申請用紙を印刷して記入してください(到着空港での時間の無駄を避けるため)。
*ご注意ください:この確認メールは、空港でビザステッカーを入手するためのビザ承認書ではなく、次のメールでお送りします。
↓
イライライラ~!!次のメールじゃなくて早く承認書送ってよ!!!
ってかすぐにビザが必要な場合って、すぐ必要だから緊急ビザ申請してるんでしょうがーーー!!!怒
21:06 成田に居ること、到着日日時とフライトナンバーとパスポート写真を送信
↓
21:09メール受信
私たちは現在、勤務時間外であり、ベトナム入国管理局は残業をしていない。
1.明日の午前8時以降到着に飛行機を延期し、新しいフライトと到着時刻をお知らせください。
2.飛行機を遅らせることができない場合は、すぐにビザを処理することができますが、勤務時間外ペナルティービザの手数料として172ドルを追加で支払う必要があります。
同意すると、このリンクから172米ドルを支払うことができます。宜しくお願いします。
↓
・・・・・・
どん底の気分で、またpaypalで171米ドルを支払う
↓
21:33メール受信
あなたが支払いをオンラインで行った確認です。
*お支払い方法:Paypal
*サービス料総額:172米ドル
申請内容とパスポート番号が同じであることを確認してください。 ビザが承認された後の変更はできません。すべて請求されます!
22:17メール受信
これは特別なケースです。ベトナム入国管理局は今営業していません。
あなたはホーチミン入りすると、15日間以内だけのベトナム滞在になります。
同意する場合は、確認メールを返信してください。←イチイチ確認メール多すぎ!!!!!さっきから6日間の滞在と書いてる!
22:29メール受信
5分後に手紙をお送りしますが、スタッフが空港でビザを取得する手助けをします。
スタッフに会えない場合は、+84.xxxxまでご連絡いただくか、すぐにEメールで連絡してください。
どこにも行かないでください。スタッフが緊急にあなたに会いに来ます。
ご理解いただけたらメールをお送りください。 あなたのメールを確認したら、すぐにメールをお送りします ←また確認!!!しつこすぎ!
↓
確認したことを即レス
↓
22:45メール受信
このメールを受け取った場合は、確認して返信してください。このメールに返信しない場合は、責任を負いません。
このリンクをクリックして、搭乗手続きのためのビザ承認の手紙を印刷してください。これは特別なケースです。。←しつこい!!!
空港ですること:
1.あなたがオンラインで支払った手数料には、空港での支払い手続き代金のための、25USD /人を含みます。
2. 4x6cm(または同じサイズのパスポート写真)の写真を2枚準備します。写真がない場合は、到着時に空港で写真を撮ることができ、ホーチミンでは5USD /人がかかります。 (またはハノイで2米ドル/人)。
3.これは特別なケースです。スタッフがウェルカムサインをもって空港であなたを待っています。スタッフはあなたに代わりビザの申請をします。ベトナムに到着するのは、05:15 AM、Aug 8 、ホーチミン空港です。スタッフがいらない場合は、直ちに+84xxxxxに電話してください。フライト、到着時刻、または到着日の変更は、電話でお知らせください。
緊急ビザの手続きをよく理解してください。
ここまで2時間!ようやくこれで、ビザ招聘状をPDFで入手できたので、チェックインカウンターの方にお願いして、印刷していただきました。
これをゲットした時の喜びといったら!今年一番の働きをした気分でした!
そしてようやく航空会社の方も搭乗券を発券してくださり、「無事に入国出来ると良いですね」と心配そうな顔で送りだしてくれました。
もうこのときには、私は抜け殻状態にふらっふらで、小2の娘もお腹がすいてかわいそうな状態に( ;∀;)
なので、そのままラウンジへ向かい、ご飯を食べてマッタリしつつ・・・
ベトナムの空港で本当に係員に会えるのか?!という不安を抱えながら、午前0:55の搭乗を待っていると、またイラつくメールがベトナムイミグレからきたのです。
0:12メール受信
あなたは30日以内にベトナムに入国したためにビザが必要だったのだと思いますが、私たちはあなたの渡航歴を探しています。
即レスで
私は初めてのベトナム訪問です。
0:53メール受信
あなたは本当にビザが必要なのですか??
初めての渡航で、日本のパスポートホルダーならビザの必要はありませんよ。
これは私たちからの親切な提案です。←ウルサイ!!!!!!
搭乗直前だったので、しつこいメールに私のイライラはMAXになり、
0:55メール受信
私はビザが必要です。もう飛行機に乗るためこれ以上の返信は出来ません。
と一方的にメールを送って終わりにして、飛行機に乗り込みました。
フライト中も深夜便だというのに、現地で係員に無事に会えるのか不安でイマイチ熟睡できず・・・
こういう時に限って、海外Wi-Fiルーターレンタルもしておらず、万が一現地で係員に会えない時にメールも電話も出来ない不安。。。
(日本の出国ゲートを通ってから気づいてレンタルしようとしても、無いとのこと。Wi-Fiルーター必要な方は出国ゲートをくぐる前にレンタルしてください!)
そしてようやくのベトナム・ホーチミン タンソンニャット空港へ到着。
イミグレ近くまで行くと、私の名前を画用紙に書いて掲げて立つ係員発見!!!
この時の安堵といったら、もう本当に本当に嬉しかった!!!!!!
英語のできない私がよく頑張った!(自分のせいだけどw)
これで夏休みの旅行が無事に出来る~とようやく安心できました!
でも最後の最後まで、色々とあり・・・
さっきのメールでは、ビザ申請用の写真は一人5ドルと書いてたのに、係員が「二人で20ドルで写真撮るよ」と。
札が千円札1枚しかなかったから、これしかないと1000円だけ渡したら、電卓でレート計算して、「OK!」って。
どんな計算なんだ?w
で、その係員のサポートで、入国審査ゲート横にあるビザ発行窓口で、ビザの招聘状を提出。
ちなみに同じように現地でビザを発行してもらっている欧米人カップルがもう1組いました。
一緒に飛行機に乗って来た他の皆さんが全員入国したあとに、私たちがしばらくイミグレ内でつかまっているのを見て、遠くに居たJAL職員の方が近づいてきて「何かありましたか?大丈夫ですか?」と声をかけてくれました!さすがJAL!
今までの経緯を説明すると、とても心配してくれて、私たちがイミグレを通過するまでずーっと横に張り付いて見守っていてくれました。
やさしさに本当に感謝。やっぱりJAL大好きです!
で、怒涛の約12時間を超えて、無事に入国✨
ベトナムで6日間遊び倒して、無事に楽しくすごしました!
皆さんパスポートの残存期間不足にはくれぐれもご注意ください・・・( ;∀;)
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